ドリーム競馬・日高特集
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サンデーサイレンスの子供達がレースシーンに表れて11年。
その子供達の活躍と共にその種牡馬価値は高まり続け、
その種つけ価格は2800万円という他に類を見ない高値を記録していた ★★★★★★★★★★★★★★★★★
北海道新冠町日高には、家族3,4人でサラブレッド生産を行って
いる牧場が建ち並んでいます。
そういった牧場にとってサンデーサイレンスという存在は、
どういったものなんでしょうか? ★★★★★★★★★★★★★★★★★
付けたいなと思ってはいたんですけど。種付け料は高いですし、
一度も配合をしていません。雲の上の馬だという、
三千万近い種付け料、うちの牧場ではとても採算が
取れないんじゃないかという ★★★★★★★★★★★★★★★★★
日高で家族三人、牧場を営む谷口さん。タニグチ牧場では来月から
本格的な出産シーズンを迎える。この春は10頭のサラブレッドが誕生
する予定だ。昔だったら、産まれてすぐに買い手が付いたというが、
今はお客さんが来ないという ★★★★★★★★★★★★★★★★★
サンデーサイレンス全盛の時代、サンデーの子供達が億を超える
値段を付ける一方で、サンデーとの種付けが適わない個人牧場では
2,300万円での馬にも買い手が付かないという厳しい状況にある。
去年売らなければならない子供達が何百頭と売れ残っている。
日高の状況は厳しい ★★★★★★★★★★★★★★★★★
そんな個人牧場の苦境の時代にタニグチ牧場で産まれた一頭の
サラブレッドがG1レースで優勝を飾りました。「テイエムプリキュア」
わずか80万円の種付け料の親から産まれたサラブレッドです。 ★★★★★★★★★★★★★★★★★
同じ規模の生産規模の生産者仲間として嬉しいし、ああいった馬が
どんどん出て行って欲しい。G1を勝つというのは20年に一度
巡ってくるかどうかという事、凄い励みに成る ★★★★★★★★★★★★★★★★★
今の繁殖牝馬が子供を生んだら、おなかの空いた牝馬たちには新たな種が付けられる。谷口さんは春に
自分の持ち馬たちにどの種馬を付けるか、様々な可能性を探っている。まず最初に見るのは値段、
自分のできる範囲の値段を見ながら、、ダートでも芝でも活躍したアグネスデジタルを付けたいが、
値段が高い。グラスワンダーもサクラメガワンダーの活躍で満口になってしまった。レースの結果に直ぐに
左右される世界。手の届かない所にいたサンデーサイレンス、その子供達の中には手の届く
範囲の馬もいる。生産者が興味を持つのもサンデー系が大きい。スペシャルウィーク、
ゼンノロブロイ、ダンスインザダークだって、、、日高ではサンデーの子供達が少ないので、種付け
しやすい。サンデーの子供達に種牡馬としての大きな可能性を感じている ★★★★★★★★★★★★★★★★★
オグリキャップ、テイエムオペラオー、日本を沸かした名馬の中には安い種付け料の子供達から
産まれた馬も多い、そして小さな牧場で産まれた名馬たちもいる。馬は血統や値段だけで走るの
ではない、それが馬の面白いところ ★★★★★★★★★★★★★★★★★
サーデーサイレンス無き今、生産界ではサンデーの子供達を中心に種牡馬戦国時代に突入した。
新たな種牡馬の探求、それが個人牧場の人たちの次なる道を切り開く ★★★★★★★★★★★★★★★★★
牧場の種付け予定の種牡馬には、サンデーの子供達の名前が多い。ノーザンファームでは
サンデーの繁殖牝馬にどの子供達を付けるかという課題であったが、日高ではサンデー系の
子供が是非欲しいという事であった。馬は値段じゃないという言葉があったが、かつては
ヒカルイマイがダービーを勝ったりもした。テイエムプリキュアがG1を勝ったこで、
他の牧場も喜び、集まってお祝いをしたそうです。安い種付け料で名馬が産まれる、競馬のロマンである。